医工学コース
准教授 住 隆博 (SUMI Takahiro)
E-mail:sumi [at] cc.saga-u.ac.jp (メールアドレスは [at] を@に変更してください)
![]() |
|
専門分野: | 数値流体力学 |
所属学会: | 米国航空宇宙学会(AIAA),日本航空宇宙学会 |
佐賀大学教員総覧データベース
流体力学の数値解法の研究
空気(気体)や水(液体)を一般に流体と言います.流体は不規則に乱れる性質があり,これを乱流と言います.また,爆発など流体中に急激な強い圧縮が生じたとき,この不連続な圧力変化は音速以上の速度で伝播し,これを衝撃波と言います.このように流体には複雑な物理現象が存在しますが,これを支配する方程式はかなり分かっているものの,厳密解を導くことが極めて困難であるため,コンピュータシミュレーションに頼るのが一般的です.ところがこの数値解を得る方法は様々であり決して一つではありません.ここでは堅牢かつ信頼性の高い流体力学の数値解法の研究を行っています.
M2000ジェットの様子(密度)
圧縮性混相流の数値研究
流体は気相(気体)もしくは液相(液体)の状態をとります.一般に異なる相が混在する流体を混相流と言いますが,この中でも衝撃波の発生を伴うような圧縮性混相流に関する数値研究の歴史は比較的浅く,その数値解法に確固たるものが存在していません.しかしながら,例えば医工学分野における衝撃波治療やウォータージェット技術などは圧縮性混相流の範疇であり,実際に積極的に利用されています.ここでは先述の数値解法を応用した圧縮性混相流の数値研究を行っています.
水柱とM6衝撃波の干渉の様子(数値シュリーレン)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
