医工学コース
教 授  松尾 繁 (MATSUO Shigeru)
E-mail:matsuos [at] cc.saga-u.ac.jp (メールアドレスは [at] を@に変更してください)

1987九州大学総合理工学研究科エネルギー変換工学専攻 修士課程修了
1990九州大学総合理工学研究科エネルギー変換工学専攻 博士課程修了
1990東京農工大学工学部 助手
1994東京農工大学工学部 講師
1994佐賀大学理工学部 助教授
1998カールスルーエ大学(ドイツ) 文部省在外研究員(-1999)
2005佐賀大学理工学部 教授
2010佐賀大学大学院工学系研究科先端融合工学講座 教授
専門分野:流体工学
所属学会:日本流体力学会,可視化情報学会,日本航空宇宙学会,日本機械学会

佐賀大学教員総覧データベース     研究室HP



私たちの研究室では,主に数値シミュレーションと実験により高速気体流れ場(音の速さに近い流れ場)で生ずる流体現象を研究しています.

数値シミュレーションを用いた研究は,数値流体力学(CFD)という分野で,コンピューター上で流体の流れをシミュレーションし,現象を解析することが主な目的になります.大規模な実験装置を製作するのにかかるコスト削減や通常の施設では危険な実験であっても再現可能であるという点から,自動車や航空機,ロケットの周りの流れや,ガスや液体を供給する配管内の流れ,気象,人間の血液の流れなどを解析する場合など多くの分野で用いられています.

また,実験による研究では,配管や流量計,ロケット等で使われるようなノズル内の流れをシュリーレン法で可視化したり,流れの圧力や温度を測定したりすることで,流れの状態を調べています.

以下は私たちの研究室でここ数年の間に取り組んでいる主な研究テーマです.なお,詳細は研究室HPを参照してください.

  • 臨界ノズルに関する研究 (図1)
  • 矩形ノズル角部における縦渦と非平衡凝縮の干渉に関する研究 (図2)
  • 超音速旋回流を使った凝縮性気体の分離に関する研究 (図3)
  • ボルテックスチャンバーに関する研究
  • 遷音速バンプ上や翼面上で発生する衝撃波の制御に関する研究
  • 超音速噴流に関する研究
  • ロケットノズルに関する研究


図1


図2


図3