機能材料工学コース
准教授  川喜田 英孝 (KAWAKITA Hidetaka)
E-mail:kawakita [at] cc.saga-u.ac.jp (メールアドレスは [at] を@に変更してください)

1998早稲田大学理工学部応用化学科卒業
2000早稲田大学理工学研究科修士課程修了
2003千葉大学自然科学研究科博士課程修了
2003早稲田大学理工学総合研究センター 助手
2005佐賀大学理工学部 助手
2007佐賀大学理工学部機能物質化学科 助教
2010佐賀大学大学院工学系研究科先端融合工学講座 准教授

専門分野:化工物性、移動操作、単位操作→化学工学、分離工学、膜、流れ、物質移動、ゲルやコロイド
所属学会:化学工学会,応用糖質学会,溶媒抽出学会,日本食品工学会,資源と素材学会,日本糖質学会,生物工学会

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コロイド導入膜による食品成分のろ過および吸着

多孔性膜の内部にコロイド粒子を透過法によって導入し,多孔性膜の孔径や膜の相互作用を変化させて,食品分野への応用を考えたタンパク質や糖の新規な吸着膜あるいはろ過膜として利用する.

ゲルの変形を用いたろ過および糖の吸着

高分子で形成された三次元網目構造をもつゲルは外力によって変形する.球状ゲルをカラムに充填して流体を透過すると,その圧力によってゲルは変形する.ゲルを充填したカラムやゲルを導入した膜に糖溶液を透過すると,ゲルーゲルの粒子間隙での対流,ゲルの内部への拡散,そしてゲル内部の官能基との相互作用によって糖を吸着・分離できる.

流体を流した螺旋チューブを用いたコロイド粒子の分離

螺旋状のチューブに透過した流体の流れを用いて,粘土鉱物などのサイズや形状の異なるコロイド粒子を分離する.流体の種類や透過速度あるいは螺旋チューブの形状を変化すると,コロイド粒子にかかる流れが変化するために,コロイド粒子のサイズや形状ごとに分離できる.